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ベッドと布団、寝衣の選び方

腰椎椎間板ヘルニアと坐骨神経痛の予防や症状の緩和や改善に良いと思うベッドや布団の条件について私なりの経験上の考えを書いてみようと思います。

まず最初に言っておきますが、
ベッドや布団で既に発症している腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛を治すことはできません。

しかし、予防の一環としてや、発症した後で少しでも楽になるベッドや布団の条件はあると思います。

あと、寝る時のベッドや布団だけでなく、寝間着も予防や発症した時に楽になる条件のものがあると思います。

腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の予防にも発症して痛みがある場合の改善にも共通して言える必要な条件は、

1, 正しい寝姿勢を保てること
2, 寝返りが打ちやすいこと
3, 冬場に寒くないこと

以上、最低限3つの条件をクリアするベッドや布団、寝衣を選ぶ必要があると思います。

1つ目の正しい寝姿勢、つまり正しい背骨や骨盤の位置を崩しにくくするためにはベッド(敷布団)の硬さが重要になります。

これは個々の体重や体格にもより選択するベッドや敷布団がある程度変わりますが、
目安としては力を入れていない時の自分の筋肉と同じくらいの硬さのベッドや敷布団やマットレスを選ぶと良い様に思います。

柔らかすぎると体が沈み込み、背中や腰が丸まって、正しい背骨や骨盤の姿勢を崩してしまうことになります。

またベッドや敷布団、マットレスなどが硬すぎると、それも接地面の鬱血の原因になったり、肩甲骨、腰骨、後頭部のみで寝姿勢の体重を支えることとなり、柔らかすぎる場合と同様に正しい背骨や骨盤の姿勢を保ちながら睡眠をとることができません。

つまり腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の予防や症状の緩和や改善には、
沈み込み過ぎず、腰や首がベッドや敷布団やマットレスから浮き過ぎずとなるくらいの硬さの目安が、力を入れていない時の自分の筋肉の硬さくらいということになります。

2つ目の寝返りが打ちやすいことというのも1つ目の条件にある力を入れていない時の自分の筋肉の硬さくらいが重要になります。

柔らかすぎると身体がベッドや敷布団、マットレスなどに沈み込んでハマってしまい、寝返りを打とうと思ったら余計な力が必要になってしまい、そもそもの寝返りが打ちにくくなってしまいます。

寝返りは一晩に15?20回ほど打つのが良いらしく、寝返りによって昼間の活動中の身体の偏った使い方による背骨や姿勢の歪みを調整する役割も持っているそうです。

これが柔らかすぎるベッドや布団などの場合、少なくなってしまいますし、硬すぎると逆に接地場所の鬱血を解消するために必要以上に寝返りが多すぎることになってしまいます。

つまり、1、2ともにベッドや敷布団、マットレスなど身体の下に敷く物が掛布団など上にかける物以上に腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛などにとっては重要になってくるということです。

3つ目の冬場に寒くないという条件は掛布団や毛布などについてになります。

腰痛やギックリ腰、坐骨神経痛の発症しやすい季節は寒い時期、つまり冬に多くなります。

これは寒さの為に足腰の筋肉が硬直しやすくなったり、血流が悪くなったり、また運動不足になる事が影響しています。

ですから、寝ている無意識のうちに寒さの為、背筋やこし、脚の筋肉に無駄な力や緊張が起きないように、また寒さの為に丸まった状態で固まった寝姿勢で寝続けない為に、快適な寝床内の温度を保つ必要があるのです。

また重過ぎる掛布団などの寝具は寝返りの邪魔にもなりますので、やはり軽くて暖かい羽毛布団が腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛などにとって最適なのではと思います。

あと、ここからは上記3つの条件以外になりますが、特に発症してしまった後、痛みがある時に楽になる為のベッドや寝具、寝衣の条件です。

腰や脚に痛みがある時は少しでも楽な姿勢を探してゴソゴソと寝姿勢を変えたり、動きまくったりすると思います。(私がそうでした。)

その時に寝具がまとわり付いたりすると、思った姿勢になりにくくて、苦しい思いをしました。
それを解消する方法として、
1、ベッドの上に寒くなければ敷毛布などは敷かずに、滑り易くまとわり付きにくいシーツなどだけにする。

2、掛け毛布は使わないか、もし使う場合でも、掛布団と身体の間に入れるのではなくて掛布団の上に掛ける。

3、寝衣やパジャマはシルクや綿でも滑りが良い織り方をしている生地の物を選ぶ。
ということです。

つまりは楽な姿勢を探してモゾモゾと体勢を変える時に、出来るだけ負担が掛からずに寝返りや移動が出来るようにすることですね。

以上が腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛などの予防や症状の緩和に必要な寝具の条件だと思いますね。
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