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寝たきり状態

さらに腰椎椎間板ヘルニアと坐骨神経痛が悪化したようで脚や腰が痛くて仕方なくて寝たきり状態になっていました。

中国に着いてから数日、渡航の無理と仕事の無理が祟ったのでしょうか、この頃がもっとも痛みの症状の重い時期でした。

外出出来ないどころか、ベッドからすらほとんど動くことが出来ず、一日数回のトイレ以外は寝たきり状態になってしまっていました。

なんせ横になっている以外では何をしても痛みがあり、歩くことはもちろん数分間ですら椅子に座っていることさえ出来なくなっていました。

起きて食事をすることも出来ませんでしたので、ご飯ものやおかず、麺類なども非常に食べづらい状態です。

自炊や外食も出来ないので、家から出ずにベッドに寝たまま食べられる物しか口にすることが出来ませんでした。

寝たままで箸やスプーンなども使わず食べられる物は限られていて、電話注文で包子(豚まん)や
中華ちまきの出前と、マクドナルドやピザのデリバリーばかり食べる日が続きました。

トイレで大きい方をするときも一苦労です。

様式トイレですが、座る姿勢が辛いので1~2分くらいで便が出ない場合は一旦ベッドに戻って横になり脚腰の痛みが治まってから再度トイレに行くという感じでした。

雨の日などは横になっていても、どうかすると脚が痛くなることがありました。

夜中に痛みで寝られずベッドの中でモゾモゾとちょっとでも楽な姿勢はないか、どんな体勢なら痛みが少ないかと姿勢を探してもがき、動き回る時もありました。

こんな状態ですので仕事も全てベッドの中で、お腹の上にノートパソコンを抱えて、仰向けの姿勢でしていました。

腰椎椎間板ヘルニアと坐骨神経痛の痛みの我慢と質の悪い睡眠というんでしょうか睡眠不良と満足な食事が取れないことなどにより、寝たきり状態で運動もしていないのに1~2週間の間に身長170cmで65kgだった体重が5kgくらい体重が落ちて60kgを切るところまでになってしまいました。

でも嬉しいことも少しだけありました。

中国で出来た中国人の遊び友達がそんな時に何度か食事に連れて行ってくれたり差し入れをしてくれたりしたのです。

腰痛や脚の痛みで食事や飲みのお誘いをいただいてもずっと断っていたら、心配して家に訪ねてきてくれました。

寝たきりの状態や座る姿勢ができない様子を見たり、痩せてやつれている姿を見てかわいそうに思ってくれたのでしょう。

わざわざ自動車を持っている友達を呼んで、普段なら歩いて行く中華料理のレストランに私を後部座席に乗せて連れて行ってくれたこともありました。

食事をしたお店でも、長ソファーの置いてある個室を予約してテーブルをソファーの横に動かし、私が寝たままでも食べられるようにしてくれたりしたのです。

またある友達は同じく車で迎えに来てくれて、彼女の自宅の食事に招いてくれたりもしました。

こちらでも辛い様ならすぐに横になれる様、気遣いをしてもらいながらご飯を食べさせていただきました。

果物や薬膳のスープを持ってきてもらったこともありました。

寝たきり状態で腰椎椎間板ヘルニアと坐骨神経痛による痛みが最も悪化した時期でしたが、この様な中国人の優しさに触れる経験をした時期でもありました。
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