腰椎椎間板ヘルニアと坐骨神経痛による臀部から足先にかけての痛み、しびれの闘病記です。これまでに複数の整形外科や整骨院や鍼灸などでAKA博田法、投薬治療、硬膜外ブロック注射、牽引治療、鍼治療、背骨や骨盤の矯正や整体、漢方薬などなど10種類以上の病院や自宅での治療を試し、効果の有無や感想を記載していきます。また仕事柄、日本と中国を行き来しているため日本の病院と中国の病院の双方で腰椎椎間板ヘルニアと坐骨神経痛が原因の腰痛と脚痛の保存療法の治療を経験しました。それらについて時系列で体験記として書いていきます。
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MRIやレントゲンでも発見できない場合がある
整形外科では腰椎椎間板ヘルニアかどうかを目視診断する検査法としてMRIやレントゲン撮影して診断するのが一般的です。
しかし、MRIやレントゲンの診断でも問題のある部位を発見できない場合があります。
整形外科医師が患者に対して
「何処がどう痛むか?どの様な動きをした時に異常を感じるか?」
を丹念に聞き、腰のどの辺りに異常があるかの見当を付けます。
そして多分この辺りだろうと思われる目安の場所が映りやすいように、角度や位置を合わせて撮影します。
腰椎椎間板ヘルニアのMRIやレントゲンは
・ 患者さんの判りにくい症状の訴えだけで判断した、
・ 「多分この辺じゃないかな?」と言う場所を
・ 「これ位の向きで映るんじゃないかな?」
と言うレベルで撮影されているんです。
・ 患者が医師に伝わるように症状を訴えることが出来ず、
・ 経験不足などで整形外科医の見当が外れていて、
・ 椎間板の凸部が映らない角度で撮影された場合、
異常個所が画像の目視では見つからない場合があります。
つまり、MRIやレントゲンによる検査も腰椎椎間板ヘルニアを発見する診断においては万能と言うわけではないのです。
で、上手く見つけられた場合は
MRIやレントゲン画像を見て整形外科の医師は脊椎に椎間板の凸部が有るかどうか、問題部位(第○腰椎とかL1、L4などと呼んでいる)がどこかなどを確認し特定します。
もちろんMRIとレントゲンではMRIの方がより正確にはっきりと患部を映し出すことが出来ます。
しかし、MRIの機器は高価で大きく、個人の開業医などではレントゲンしか持っていないことが多いでしょう。
MRIは多方向からよりはっきりした画像を大量に診ることができますが、レントゲンではせいぜい2~3方向からMRIより解像度の低い撮影しかすることが出来ません。
つまり、正確に椎間板ヘルニアを正確に発見してもらうには、
■1: 出来ればMRIで診てもらう
■2: 自覚症状については出来るだけ詳しく医師に伝える
■3: 経験の豊富な整形外科医に診てもらう
ということが大切ですね。
まあ、所詮これらは検査であって、検査したから腰椎椎間板ヘルニアが治るわけではありません。
検査で患部が特定されても、どんな症状が出るか、どの様な治療方法が良いかを正確に診断できる整形外科医はなかなか居ないです。
「L3に〇mmくらいの椎間板の凸があるから、腰を右に捻った時に痛みが出て、左足の太ももに坐骨神経痛が発症します。」
「ですから、〇〇をすれば必ず症状が治まります。」
とはならないことも多いようです。
私もMRIを一回とレントゲンを2回、それぞれ別の整形外科で撮ってもらい、運良く凸っている問題のある場所を特定する診断を受けられました。
そして手術はしませんでしたが、MRIやレントゲンを撮っていただいた病院で投薬治療、牽引治療、鍼治療、各種ブロック注射などを受けました。
しかし、発見してくれた整形外科の治療法では残念ながら完治どころか症状の改善すら起こりませんでした。
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