私は腰椎椎間板ヘルニアと坐骨神経痛を発症してから以降、バックパックとリュックタイプのカバンを買って再発予防と悪化防止のために愛用するようになりました。
腰椎椎間板ヘルニアを患っている方のカバンにはバックパックとかリュックサックタイプの背負えるカバンが良いというのは良く聞く話ではないでしょうか?
バックパックやリュックサックなどの背負えるカバンの場合、両肩に均等に荷物の重量が掛かるので、
腰椎椎間板ヘルニアや座骨神経痛の原因となる腰の背骨への負担を減らして再発予防に貢献してくれる効果があります。
ショルダーバッグや手に持つタイプのカバンでは片側にばかり掛かるので、どうしても背骨に対して片側に偏った負荷が掛かります。
また人によって右側・左側とカバンを持つ手や掛ける肩の癖があり、どうしても一方側にばかりカバンの重量の負荷がかかり易くなります。
結果、背骨を歪める原因にもなりますし、歩行時の姿勢もどうしても悪くなってしまいます。
すると、腰椎椎間板ヘルニアや座骨神経痛の痛みの発症や再発、悪化に繋がってしまいかねません。
私も以前はそれほど荷物の多くない時用の革製の手提げ鞄と、1泊、2泊程度の出張やちょっと荷物が多い時用のショルダーバッグを併用して使っていました。
しかし今は再発予防のためモバイルパソコンやタブレットとちょっとした資料や財布類が入るだけの小さめのリュックサックと、荷物が多い時用に容量20リットルくらいのバックパックを使うようになりました。
そして共に腰への重量の負担を少しでも減らすようにカバン自体の重さの軽い、ナイロン製のバックパックにしました。
そしてオシャレに片方の肩にだけかける事はせず、きちんと両肩で背中に背負って持つようにしています。
せっかくバックパックに変えても、片方の肩に引っ掛けて持つようでは手提げ鞄と同じで背骨に偏った重量を掛けることになったしまいますからね。
小さめのリュックはノンブランドの濃いグレーのリュック、大きめのカバンは吉田カバンポーターのバックパックを買いました。
私の場合、職種的にもそれほどカチッとしたフォーマルな装いを要求される事は少ないので、再発予防と腰への負担を減らすためにこのスタイルで仕事も日常も過ごしています。
ただし、もっと硬い仕事の方や、フォーマルな装いを要求される職種の方は難しいかもしれませんが、革製のシンプルな形のバックパックや、2way、3wayのバックパックにもなるし手提げ鞄、ショルダーバッグにもなる形のビジネスバッグを選んでも良いかと思います。
私は幸運にも出来るだけ軽くてオン.オフ兼用で使えるタイプの背負えるカバンを使っていますが、それぞれの方の状況で選んでいただければと思います。
実際にバックパックに変えてから荷物を持った時の腰の感触は以前の半分以下の負担で済むようになりました。
また長時間カバンを持って歩いても腰だけで無く肩や腕への負担も軽くなりました。
そして歩く姿勢も改善されたように感じています。
あと、バックパックにする事で、腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の再発予防に効いているという安心感がストレスの軽減にもなって良いかとも思っています。
腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の為にはカバンをバックパックに変えるというのがベストな選択だとは思いますが、使用上の欠点も無いわけではありません。
スーツなどの肩から背中のシワや型崩れが気になります。
また満員電車や人混みの中では他人の邪魔にならない様に気を付けなければなりません。
荷物の出し入れの際にカバンを持ったままでは出来ないので、いちいち前に持ち直したりしてからしか中身を確認したり取り出すことが出来ません。
あと、私の場合ですが、中国では治安の良く無い地域や人混みでは背中側にあって目の届かないバックパックではスリなどにも会いやすくなります。
まあ、ちょっと格好悪いですが、この場合は体の前面にバックパックを抱える様に背負うことで防げますし、現地の人なども良くやっているので格好悪いなりに対策は打てています。
とにかく、腰椎椎間板ヘルニアと坐骨神経痛の再発予防には以前に書いた足組みをしない様にするのと同様に、カバンをバックパックに変えることで腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛を予防できるなら、いくつかの欠点があっても身体の健康が第一ということで、自分はこのスタイルを継続していこうと思います。