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痛みを我慢しての帰国

日本へ帰国の日、リリカSとロキソニンを飲んで、腰痛ベルトをし、出来るだけ荷物を減らして飛行場に向かいました。

ただ、こちらの病院でいただいた、背中~腰~骨盤にかけてのMRIの画像写真は持って帰ります。

腰椎椎間板ヘルニアと坐骨神経痛による痛みだけでなく、連日の治療や手術のための病院通いで仕事の方は捗らず、気の重い帰国です。

また中国への出発時の機内を含めた移動時の痛みの記憶から、今回の移動でも苦しむのかなというのも、さらに気持ちを落ち込ませていました。

今度こそ帰ったらすぐに整形外科に行って、スパッと治してもらうんだぞと堅く思いながら現地の家を出ました。

空港までの道のりは近くのホテルから出ている乗り合いバスです。

ホテルまでは歩いて10分くらいなので徒歩で向かいましたが、その時点で少し脚が痛くなってきました。

乗り合いバスに揺られて空港まで2時間、降りたところのベンチで少し休憩してから、搭乗手続きや出発ロビーへの移動を徒歩でします。

搭乗手続きの列にはとてもたくさんの人が居て、30分くらい立ちっぱなし、足腰の痛みがぶり返してきます。

ベンチや椅子を見付ける度に休憩をしながら搭乗口へ、そこで行儀悪いのも構わず20分ほど待合のベンチで横になって足腰を休ませます。

でもすでにこの時、痛いんです。

もう一度、痛み止めのロキソニンを服用し、機内へ。

この日の便はほぼ満席で、いつものエコノミーシートでしたが、楽な姿勢が取れず、飛行機が飛び立つ頃にはまた痛みでお尻をムズムズさせていました。

機内では腰が痛くても、脚が痛くてもベルトサインが出ている間はリクライニングも席を立つことも出来ません。

機内食も味もわからないままモソモソと喉に押し込み、気を紛らわそうとシートテレビの見たい映画も上の空で、ひたすら痛みに耐える数時間でした。

関空に到着するころには、脂汗をかいていて、キャビンアテンダントの方が「お客様。大丈夫ですか?」と声を掛けられる状態でした。

脚を引きずりながら入国審査や荷物の受け取りをし、そこで限界が来て、到着ロビーのベンチで倒れこむように横になっていました。

30分ほど横になっていると少し痛みがマシになってきたので空港バスに乗り込み、さらに1時間の苦痛に耐え、バス乗り場に迎えに来てくれた嫁の車に倒れるように乗り込みました。

1か月ぶりの子供との再会でいつもなら抱き上げるのですがそれも出来ずに後部座席で体を丸めて横たわったまま家に帰りました。

嫁が心配して「あなた大丈夫?そこまで腰の状態が悪いの?何か要る物やしてほしいことはある?」
と聞いてきましたが、「もう寝る」「明日は仕事を休んで整形外科に行ってくる」とだけ言って、そのまま布団にもぐりこんで寝ました。

楽な姿勢で横になり、しばらくすると痛みも治まってきて、そのまま眠りにつきました。
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