スポンサードリンク

鍼治療と按摩について私の見解

腰椎椎間板ヘルニアと坐骨神経痛における鍼治療と按摩やマッサージについて、前回の記事にあたる時期は2014年4月の終わり頃で、この見解は2014年8月末頃の私の見解でありこの闘病記ブログの時系列的には合致しないのですがここで挟ませていただきます。

既に書いてきた分、そしてこの後経験してきた分を含めての感想は、
鍼治療、按摩やマッサージともに確かに筋肉がほぐれたような感じはあります。

感電死寸前のトラブルは別にして、しかし、私の場合に限りますが体験した鍼治療や按摩では目立った治療効果があるものはありませんでした。

鍼治療では効果はありませんでしたが、悪化したりすることはありませんでしたが、
按摩については逆に痛みの症状が悪化した場合もありました。

按摩屋さんとの相性や技量や経験値の違いによるものだと思いますので、万人に当てはまる意見ではないとは思います。

追々書いていきますが、人によっては按摩は効果があるかもしれませんが、やはり特に椎間板ヘルニアの場合、按摩はリスクがあると思います。

患部を含めグイグイと外圧を掛けて押し揉んでいきますので、条件が合わなければ脊椎で飛び出している椎間板をさらに飛び出させることになってしまいかねません。

一方、鍼治療は効果の有る無しは別にして、外的圧力を掛けないので、その分、按摩やマッサージよりも安全だと思います。

また、鍼治療の良いところとして按摩と違って体の外部からグイグイと力を加えてツボを刺激するのではないので、後のモミ返しの痛みやダルさなどはありません。

日本でもそうですが、鍼を打てる治療院よりも按摩やマッサージの方が多いので、試したことが無い方が多いと思いますが、私の感想としては按摩やマッサージより鍼の方が体に少ない負担でコリや痛みを軽減できるように思います。

按摩やマッサージはしてもらっている時はすごく気持ち良くて、そのリラックス効果というんでしょうか筋肉のコリや張りをほぐす効果と共にストレス解消と言う部分でも非常に良い治療法だと思います。

今も私自身、疲れが溜まった時や腰椎椎間板ヘルニアと坐骨神経痛の痛みが出そうになった時などに、気軽にいつでも受けられる按摩やマッサージに行くことがちょくちょくあります。

ただし、腰だけは絶対に揉ませません。

鍼治療に関しては日本の場合、鍼灸師の免許を持っている鍼灸院などでしか打つことが出来ませんので、思い付いたときや仕事が終わった後の時間などに気軽に受けにくいと思います。

また中国の場合、病院や治療院だけでなく、個人の按摩屋など民間療法的にあちこちで打つことが出来ますが、鍼の管理を含めた衛生面での心配や、治療する人の技量や知識の信頼度などの不安から、いつでもどこでも打てるというわけではありません。

ということで総括しますと、

按摩の場合、重篤な症状の治療ではなく、肉体的・精神的なリラックスとしてや患部以外の部位を闘病疲れを癒すために揉んでもらうならOK。

鍼治療の場合、私の様な腰椎椎間板ヘルニアと坐骨神経痛などの場合、治療効果があるかどうかは別にして、筋肉の緊張やコリ、張りが痛みの原因になっているかもと言う方は試しに何回か続けて通ってみるのもOK。

ということになります。

中国名人の鍼治療

中国名人の鍼治療、腰椎椎間板ヘルニアと坐骨神経痛のMRI画像

中国の名人の鍼治療について内容や効果、感想を書きます。

腰椎椎間板ヘルニアと坐骨神経痛の為、前回、鍼治療を試みましたがトラブルに巻き込まれたのは書きましたよね。

そしてお詫びにもう一回無料で鍼治療をしていただけるということで数日後、名人の按摩屋に行き鍼治療を受けてきました。

以前にも鍼は中国で受けたことがあり、その時の様子は過去記事で書きましたが、ここでの鍼はちょっと違うものでした。

まず最初に

「新品のを一回だけ使う使い捨て鍼」 → 下記の中くらいの値段
「何度でも使える自分専用の鍼」 → 最も高いが何回も通うなら使い捨てより安くなる
「消毒して他の患者さんと使いまわす鍼」 → 一番安いが感染など衛生面で心配

の中から、自分の希望する鍼を選びます。

私は使い捨ての鍼を選びました。

この鍼が以前見たものより、はるかに長くて、太さも3倍くらいあるのです。

通常は10cm位の細い物なんですが、ここの鍼は長さも20cmくらいで見た目でハッキリと判るくらい太いのです。

正直、初めてみた時は怖いと思いました。

しかし、とにかく打ってもらうことにして、全身裸でうつ伏せに治療台の上に横になりました。

下向きになって背中側のツボに打ってもらうので、自分では何をされているかが全く見えないんですよね。

また打つまでどこに刺されるかも判らないので、すごい不安感と緊張感があります。

腰椎椎間板ヘルニアと左臀部から足先にかけての坐骨神経痛なので、腰や尻、脚の全体にあるツボに順番に鍼を刺していきます。

今回刺したのは全部で8本でした。

結果としては普通の鍼の場合と同じく、最初にチクッとして、鍼を差し込んでいく内に身体内部のツボに到達し、ズンっというような痛みを感じたところで止めます。

ただ今回は差し込む時の感触もズルズルっと入っていく感じが良く判りましたし、体の中に入れる深さも深いので一体どこまで押し込むんだという怖い感触がありました。

まあ、これも刺してしまえば気にならなくなるのですが。

さらに一つ違う点としては鍼を打つツボと言うんでしょうか、部位も以前とは少し違うようでした。

ツボについては中国語で説明されても私は理解出来ないので、ツボの名前や各所の効果などは聞いておりません。

でその内の腰と尻とひざの裏と足首(くるぶし辺り)の鍼に電極を繋いで約30分くらい電気を流していきます。

今回は前回の事もあるので奥さんが機械の傍に座って終わるまで見張っていてくれました。

で、治療後日の私個人の腰椎椎間板ヘルニアと坐骨神経痛への治療効果の結果は
「その日は少し楽になったように感じるが、翌日には元に戻って痛みが再発する。」
でした。

また、前回の感電死寸前というトラブルの時に全身の筋肉を硬直させて苦しんだことが影響していたのでしょうか、その時の影響で正直、以前よりさらに症状が悪化していたのでした。

これを最後にこの盲人で名人の按摩屋に通うことが無くなりました。

中国の鍼治療で感電死直前を体験

鍼治療を名人に腰椎椎間板ヘルニアと坐骨神経痛の痛みの治療の為、受けたのですが、思わぬトラブルに巻き込まれてしまいました。

鍼治療の内容や効果などについては次回、改めて書きますが
鍼治療の時に起こった、さすがは中国と言うトラブルがありましたのでその件を今回は先に紹介させていただきます。

前回、前々回に書いた盲人の按摩名人によるマッサージと漢方薬フヨウによる温熱治療、中国人社長さんのお持ちの高周波治療器による治療を約2週間くらい続けていました。

その間、按摩屋には合計5回ほど、内3回は社長さんの送迎付きです。

高周波治療器は3回、社長さんの会社で治療していただきました。(もちろん無料です。)

漢方薬フヨウと岩塩による温熱治療は毎日自宅で続けていました。

しかし、その時は気持ち良いのですが、やはり歩いたり座っていたり、立っていたりすると腰から臀部、脚にかけて痛くなってきます。

そんな訳で按摩の名人に良くなって来ないことを伝えると、鍼治療をすることになりました。

鍼治療の詳細は次回として、起こったトラブルについて書いていきます。

すでに数回、按摩には通っていて、奥さんとも子供さん達とも既に顔見知りになっていました。

また出資者である社長さんの紹介だったし、治療の後、社長さん、私、按摩屋さん、奥さん、子供達と一緒に近くの食堂で食事などをしたこともありました。
(この時の食事代は社長さんの奢りでした)

按摩屋さんの子供は7歳の女の子、4歳の男の子の二人です。

片言の中国語しか話せない日本人の私が面白かったのか、この頃には特に下の男の子に妙になつかれていました。

そして鍼治療の鍼を腰や脚に刺してもらい、ここでも鍼を電極につないで約30分、電気を流し始めました。

電圧を調整してもらい、漢方薬フヨウを行った時と同じ部屋で一人でベッドに寝て治療をしていました。

按摩屋さんや奥さんは次のお客さんをマッサージしに、別の部屋で仕事をしていました。

5分くらいすると私のいる部屋に誰かが入ってきました。

私はうつ伏せで寝ており、また按摩用の治療台なので顔の部分がベッドの窪みの部分に嵌っています。

また腰や脚に電極を繋いだ鍼が刺さっているため、入ってきた人を見ることが出来ません。

奥さんが様子を見に来たのだろうくらいに思っていたその時です。

いきなり感電しそうなほど強力な電気が私の体を流れ衝撃でビクンと体がはじけ飛びました。

しかし電気はさらに流れ続けます。

自分の手の届かない腰や脚など体の後ろ側に深く鍼が刺さっているため、またその鍼から直接体の内部に送られる強力な電気の刺激で痺れて自分の意思通りに体を動かせない状態です。

流れる電気に対してなすすべもないままただただ悶え、大声で叫んでいました。

そうです、男の子が入ってきて機械のつまみを最大値に回してしたんです。

私の叫び声を聞いて按摩屋さんが来ました。

その時、奥さんは居なかったようで目の見えない盲人の按摩屋さん一人だけだったのです。

彼は目が見えませんので来るまでにも時間が掛かり、状況を把握するのにも、電気を止めるのにも時間が掛かります。

私は苦しみの為、中国語が話せず日本語で「痛いやないか、バカヤロー、早く何とかせんかい、ええ加減にせいよ、こん畜生・・・」などと本能のまま出る悪態を吐いていました。

日本語だったのも按摩屋さんの状況把握が遅くなった原因かもしれません。

その間、約1~2分くらいだったと思いますが、私には1時間くらい続く拷問の様に感じられました。

結局、その日は鍼治療は中止、
僕も高ぶった感情が抑えられず、中国語で「もう帰る。二度と来ない。」と言ってました。

お詫びとしてこの日の治療費は無料、再度1回、同じく無料で鍼治療をしてくれるということになりその場は治まりました。

男の子は怒られて泣いていました。

しかし、体の中まで刺した鍼から強力な電気が流し込まれるって、本当にえげつない拷問ですよ。

自分でも良く心臓が止まらなかったな、死ななかったなと思うくらいの激痛でした。

多分、これからの一生でこれだけの電気を体に流されるには、自分が死に面して、心肺停止した時にAEDや電気ショックを掛けられるときくらいでしょう。

まあ、その時は意識が無いので今回の様な苦痛は無いでしょうが。

漢方薬の温熱療法「フヨウ」

漢方薬の温熱療法で「フヨウ」と呼ばれる治療を前回の名人による按摩に続いて腰椎椎間板ヘルニアと坐骨神経痛治療の為に受けることになりました。

背中、腰、臀部、太もも、ふくらはぎ、足裏とマッサージを受けた向かいの部屋に案内され入ると、3台の按摩治療台が並んでいました。

この治療台はちょうど腰の部分に窪みが有って仰向けに寝たまま腰の漢方薬による温熱治療が出来る様になっていました。

中国人社長が自ら漢方薬「フヨウ」の準備を始めます。

中身については後で教えてもらったのですが、まずは電子レンジで粒の大きさが1cm大くらいの岩塩をボール一杯、熱くなるまで約10分間ほど温めます。

温めている間に、漢方薬「フヨウ」を準備します。

この漢方薬はちょうど見た目も大きさも使い捨てカイロの様な不織布に包まれたパックの中に数種類の漢方薬が入っているそうです。

その袋の片面に専用のスプレー缶に入った多少癖のある中国酒の様な匂いのする薬液を振りかけます。

そして温まった岩塩を布製の巾着袋(25cm×15cmくらい)に入れて準備完了です。

1)治療台の腰の部分の窪みにタオルをひいてその上に熱した岩塩の入った巾着を入れます。

2)岩塩の上に温度調整用のタオルを掛けます。

3)その上に漢方薬「フヨウ」の入った袋を先ほどスプレーした面を上にして載せます。

4)腰の部分だけ服を捲り、その上に仰向けに寝て腰に漢方薬「フヨウ」を当てて約1時間そのまま寝ます。

漢方薬と熱した岩塩の熱でポカポカと気持ち良く、知らない間にそのまま眠ってしまいました。

この漢方薬「フヨウ」とスプレーのセットは、フヨウが3パック、スプレーが3本で、通常1800元するところをお友達価格として1200元で分けてもらいました。

1パックで10回、漢方の温熱治療が出来るそうです。

これを1日に一回、毎日続けてくれということでした。

あと、オマケで温熱治療用の岩塩も巾着一杯分、約1~2kgくらいでしょうか、自分の家でも出来る様にそれもタダで貰いました。

フヨウをするのにちょうど良い遠赤外線?が出て、1時間くらいは熱を出し続けてくれる特殊な岩塩だそうで、社長さんも遠くから高いお金を出してわざわざ取り寄せたものを無料で分けてくれたのです。

この日は按摩に来たので、横の部屋で漢方薬の温熱治療をしましたが、このまま持ち帰って家で毎日続け、また按摩に来る日は持ってきて、横の部屋でこの治療をすれば良いということでした。

あと、時間があるときにいつでも社長さんの会社の高周波治療器を勝手に使いに来ても良いとおっしゃって頂いたので、この後、

・按摩屋まで行けないときは社長さんの会社で高周波治療器と漢方薬「フヨウ」の温熱治療
・按摩屋に行ける時は按摩屋で按摩と漢方薬「フヨウ」の温熱治療
・どちらも行けない時は家でフヨウの温熱治療

というのを約1ヵ月間の今回の中国滞在中に続けていました。

盲人按摩の名人

盲人按摩の名人のツボのマッサージ

いよいよ盲人の按摩の名人のところ坐骨神経痛の痛みと腰椎椎間板ヘルニアの改善の為、按摩をしてもらいに行きます。

中国人社長の運転する高級車レクサスの後部座席に横になって名人と聞いてる盲人按摩屋さんに連れて行ってもらいました。

公園が近くにある住宅街のテナントの1階に按摩屋さんはありました。

名人である盲人男性按摩師と奥さんと、春休み中の彼らの子供さんが居ました。

早速、治療台にうつ伏せに寝て、背中から腰、脚にかけて触診されます。

さすがは名人、私は中国語が不便なので腰痛で左の尻から脚も痛いとだけしか伝えられませんでしたが、MRIで撮ってもらい診断されたのと同じ、第4,5の腰の背骨が悪いということを触診だけで彼は判ったようです。

この按摩屋さんは一般の中国の按摩屋さんの相場より少し高くて、1時間100元でした。

設備の綺麗なところやホテルに入っている按摩、マッサージでは近い値段のところもありますが、ここと同じくらいの綺麗なお姉さんも居ないような按摩屋だと普通は1時間40~50元くらいです。

気持ち良いだけの按摩ではなく、治療の按摩ということですので了解し、揉んでもらうことになりました。

これまでも中国で結構、按摩は行きましたが、さすがに名人、ツボと言う感じの場所を的確にグイグイ揉んできます。

揉まれて気持ち良いツボ、痛いツボを腰から臀部、脚(太もも、ふくらはぎ、足裏)にかけて1時間、揉んでもらいました。

例によって私の症状はしばらく歩いたり、長時間座っていると痛みが出てくるので、終わってすぐには改善されたかどうかが判りません。

しかし、名人のマッサージが終わるころには全身がグニャグニャになったような状態になっていました。

また、治療前に仰向けで左脚が30度くらいまでしか上げれなかったのが、治療後は45度以上は上がるようになっていました。

按摩師の言うには、鍼治療も出来るが、しばらく按摩を続けて様子を見てみましょう。

1週間くらい続ければかなり改善するはずですよ。とのこと。

ただ、私も仕事がありますし通うには少し遠いので、数日に一回のペースで通うことになると伝えました。

連れてきてくれた社長さんも毎回は無理だけど、自分が来る時などは私を誘って一緒に連れてきてあげようとおっしゃってくださいました。

按摩ももちろん手術ではないので腰椎椎間板ヘルニアの保存療法です。

中国4000年の歴史の民間療法に期待して、それからしばらくは名人の按摩を受けに通院することにしました。

その後、引き続きフヨウという漢方薬の温熱治療を隣の部屋で受けることになるのです。

高周波治療器と漢方薬の温熱治療と盲人按摩

高周波治療器を受ける前の状態ですが、腰椎椎間板ヘルニアと坐骨神経痛の痛みの症状が悪化したまま中国に渡り、どうにかこうにか仕事をこなしているという感じでした。

で、ひょんなことから高周波治療器とフヨウと呼ばれる漢方薬を使った温熱治療、そして盲人の按摩や鍼の名人の治療を受けることになりました。

仕事でお世話になってる通訳さんと電話で打ち合わせをした数日後、取引関係は無いのですが以前、会社訪問して気が合い、知り合いになった中国人社長さんから連絡がありました。

彼も2年ほど前に腰痛になり、色々な治療を試して治したとのこと。

今では医療機関用の高周波治療器の他、盲人の按摩屋さんに出資して按摩屋さんを経営していたり、フヨウ?と呼ばれる腰痛に効く漢方薬を使った温熱治療の薬を販売したりしているそうです。

で、もし良かったら社長が持ってる高周波治療器を試してみないかとのことでした。

私の家から社長の会社まで車で約30分、按摩屋さんまで約1時間なんですが、社長自ら車で送迎してくれるそうです。

他の治療法も浮かばないまま毎日、足腰の痛みに耐える生活だったので、知り合いのお誘いと言うこともあり、その上手な按摩屋さんとフヨウという漢方薬の治療を試してみることにしました。

迎えに来てもらって最初に彼の会社に連れて行ってもらうと、社員食堂の横の6畳くらいの部屋に按摩屋さんなどで使う顔の部分がくり抜かれた治療ベッドがあります。

そして病院の友人の紹介で購入したという高周波治療器も置いてありました。

で、彼が経営する上手な按摩屋さんに行く前に、高周波治療器と温熱治療器を試してみろとのこと。

彼自身も今でも疲れが溜まった時や雨の日などに時々、腰が痛くなるので少しでも違和感があればすぐに高周波治療器で自分で治療するそうです。

この高周波治療器はそれほど大きい機械ではありませんでしたが、以前、鍼治療の為中国で通っていた病院のよりも新しくて機能も多い機械で、素人目にもずっと性能が良さそうです。

ランダムに変わる電気パルスの刺激による治療を30分、腰と脚など4か所同時にパットを貼って治療します。

その後、温熱治療の大きなパットを当ててさらに30分。

やってもらっている間はすごく気持ちが良かったです。

ただ知り合いとは言え、私よりも遥かに社会的な地位が高い相手ですから、申し訳ないなと思いながらなのがあり、最初の方だけ少し寛げませんでした。本当に最初だけですが。

その後、盲人ですが按摩と鍼の名人のところに行き、按摩とフヨウという漢方薬の温熱治療を受けに行くことになります。

悪化したまま再度中国へ

痛みなどの症状が悪化したまま、また中国へ行く日がやってきました。

一昨日、整形外科で打ってもらった2回目の硬膜外ブロック注射も多少、腰から骨盤の股間付近にかけて痺れ感があるくらいで、相変わらず前屈姿勢になるとひどい痛みがあります。

昨日は用心と腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の養生の為、最小限の荷物の準備が終わったら、悪化しない様にゆっくりと布団やソファーで休んでいました。

残念ながら2回目の硬膜外ブロック注射も痛みを止めるのにほとんど効果が無かったのです。

出発する時も、痛み止めのロキソニンを気休め程度でしょうが一応服用し、妻に空港まで車で送ってもらいましたので空港到着までは痛みを感じずに行くことが出来ました。

しかし、やはり搭乗手続き、出国審査、出発ロビーへと移動していく頃には、痛みのために脚を引きずりながらという状態になっていました。

この日の便は満席ではなく少し余裕があるそうですので、腰痛で苦しんでいることを伝えて搭乗手続きの際に隣の席が空席になっている所を取ってもらいました。

機内に案内されるまで、今回もベンチで横になり待機、その間の休憩で痛みはマシになりました。

全日空で行ったのですが、席について発進するのを待っていると、キャビンアテンダントの方が

「ひどい腰痛だそうですね。もし何かありましたらおっしゃってください。腰を調整するクッションなどを持ってきますね。」

と気遣ってくれました。

これは本当に心強く、ありがたかったです。ANAの職員の方に感謝です。

ベルト着用サインが消えるまでは座った状態でしたが、その後は隣の席も使って不格好ながら横になることが出来ました。

飛行機が着陸態勢に入ってからはまた座る姿勢になりますが、大半の時間を楽な状態で移動できました。

私の場合だけかもしれませんが、腰椎椎間板ヘルニアと坐骨神経痛の際の移動手段として、車でも飛行機でもそうですが、どれだけシートをリクライニングしてもしばらくすると腰の痛みが発生するのです。

だから車の場合は助手席でシートを倒すより後部座席で寝転んだり、飛行機の場合はビジネスシートに乗るより、エコノミーで連らなっている2,3席を使って横になるのが一番楽な姿勢でした。

値段もビジネスは経費的に無理なので、この部分では隣り合った空席さえあれば助かったのです。

中国の空港でのにゅうこく手続きその他も、飛行機の中で休める時間が多かったので、痛みで脚を引きずりながらですが何とか無事にこなせました。

で、そのままタクシーで中国の自宅マンションまで到着することが出来たのです。

その日も腰椎椎間板ヘルニアと坐骨神経痛からくる痛みの我慢や、全部で約8時間の移動の疲れで、保存食として置いてあったカップラーメンを食べたらすぐにベッドで寝てしまいました。
スポンサードリンク