漢方薬の温熱療法で「フヨウ」と呼ばれる治療を前回の名人による按摩に続いて腰椎椎間板ヘルニアと坐骨神経痛治療の為に受けることになりました。
背中、腰、臀部、太もも、ふくらはぎ、足裏とマッサージを受けた向かいの部屋に案内され入ると、3台の按摩治療台が並んでいました。
この治療台はちょうど腰の部分に窪みが有って仰向けに寝たまま腰の漢方薬による温熱治療が出来る様になっていました。
中国人社長が自ら漢方薬「フヨウ」の準備を始めます。
中身については後で教えてもらったのですが、まずは電子レンジで粒の大きさが1cm大くらいの岩塩をボール一杯、熱くなるまで約10分間ほど温めます。
温めている間に、漢方薬「フヨウ」を準備します。
この漢方薬はちょうど見た目も大きさも使い捨てカイロの様な不織布に包まれたパックの中に数種類の漢方薬が入っているそうです。
その袋の片面に専用のスプレー缶に入った多少癖のある中国酒の様な匂いのする薬液を振りかけます。
そして温まった岩塩を布製の巾着袋(25cm×15cmくらい)に入れて準備完了です。
1)治療台の腰の部分の窪みにタオルをひいてその上に熱した岩塩の入った巾着を入れます。
2)岩塩の上に温度調整用のタオルを掛けます。
3)その上に漢方薬「フヨウ」の入った袋を先ほどスプレーした面を上にして載せます。
4)腰の部分だけ服を捲り、その上に仰向けに寝て腰に漢方薬「フヨウ」を当てて約1時間そのまま寝ます。
漢方薬と熱した岩塩の熱でポカポカと気持ち良く、知らない間にそのまま眠ってしまいました。
この漢方薬「フヨウ」とスプレーのセットは、フヨウが3パック、スプレーが3本で、通常1800元するところをお友達価格として1200元で分けてもらいました。
1パックで10回、漢方の温熱治療が出来るそうです。
これを1日に一回、毎日続けてくれということでした。
あと、オマケで温熱治療用の岩塩も巾着一杯分、約1~2kgくらいでしょうか、自分の家でも出来る様にそれもタダで貰いました。
フヨウをするのにちょうど良い遠赤外線?が出て、1時間くらいは熱を出し続けてくれる特殊な岩塩だそうで、社長さんも遠くから高いお金を出してわざわざ取り寄せたものを無料で分けてくれたのです。
この日は按摩に来たので、横の部屋で漢方薬の温熱治療をしましたが、このまま持ち帰って家で毎日続け、また按摩に来る日は持ってきて、横の部屋でこの治療をすれば良いということでした。
あと、時間があるときにいつでも社長さんの会社の高周波治療器を勝手に使いに来ても良いとおっしゃって頂いたので、この後、
・按摩屋まで行けないときは社長さんの会社で高周波治療器と漢方薬「フヨウ」の温熱治療
・按摩屋に行ける時は按摩屋で按摩と漢方薬「フヨウ」の温熱治療
・どちらも行けない時は家でフヨウの温熱治療
というのを約1ヵ月間の今回の中国滞在中に続けていました。