ある朝の突然の腰痛。なんじゃこりゃ?
ん? 腰が痛くて起き上がれない。
二ヶ月ぶりの帰国から十日間が過ぎた2月下旬の頃でした。
取り敢えずしばらくそのままで居ましたが、変化が見られないので、どうにかこうにか起き出してリビングに行き、しばらくしていると妻と子供が起きてきました。
私「原因は判らないけど、なんか腰が痛いんだけど」
妻「大丈夫? 今日は出掛けないんでしょ? ゆっくり寝たら?」
私「うん、今日は向こうの友達に頼まれてた買い物をしようと思ってたけど、取り敢えずしばらく様子を見て、調子が良くなったら午後からでも車で駅前に買い物に行ってくるよ。」
私「朝ご飯は何?」
妻「パンと目玉焼きと何かサラダでも作るわ。」
私「出来たら呼んで、それまで横になってる。ソファーで食べるね。」
この時は自分の腰に何が起こったのか、またその原因も判っていませんでした。
ましてや腰椎椎間板ヘルニアだとも知りませんでしたが、なんとなくこれまでに感じたことのない腰の痛みと違和感に対して、感覚的に「何かおかしい。」とだけは感じていました。
腰痛を庇いながらのソファーで横になって朝食を食べた後、妻が片付けをする間、1歳の子供にミルクをあげるため抱き上げようとしましたが、腰が痛くて出来ませんでした。
私「今日は日曜日だから整形外科に行けないな。もし腰の調子が悪くても少なくとも明日は打合せに出掛けなくちゃならないので、今日は一日中寝てる様にするわ。」
それから布団に戻って、虚ろ虚ろはしますが、寝返りを打つ度に感じる腰痛で目が覚めるのを繰り返しながら、夜までダラダラと過ごしました。
日本の自宅にいる時、私はベッドではなく布団を敷いて寝ています。
しかし、起き上がろうとすると腰が痛いので、トイレに行く以外はほぼそのままずっと布団の中で過ごしていました。
晩御飯の後、お風呂にも入らずiPadでユーチューブを布団の中で見ながらいつの間にか眠っていました。
この時は腰痛があるとは言え、まだまだ動こうと思えば動ける状態でした。
休日だし、特にしなければならないことも用事も無かったので、明日以降がまた忙しいので、妻の了解も取ったことですし「腰痛」をネタに子供の面倒も見ず暖かい布団の中でダラダラ出来ることに喜びすら感じていました。
そんなこんなで布団に居ながら腰痛の原因を考えたのですが、朝、布団の中で目覚めたら腰痛になっていたので、特に重い物を持ち上げようとしたり、変な姿勢で動こうとしたわけでもありません。
また以前にもギックリ腰などの腰痛になったこともありませんでしたし、ここ最近、激しい運動などもしていませんでした。
その他、特に原因となる様なことも思い付かないまま、腰痛との付き合いが始まったのです。
この時からしばらくは自分が腰椎椎間板ヘルニアと坐骨神経痛だとは知らずに居ました。