4日目に入って、この日も朝、起きた時はかなり腰痛、脚痛ともにマシになっています。
しかし、朝起きた時の腰の痛みの感じが徐々に悪化している様に感じましたし、活動を始めてから脚の痛みが発生するまでの時間が短くなってきている様に感じていました。
そして、腰痛もありますがそれよりも脚の痛みと痺れの方が気になる様になっていました。
この時期の症状は約1時間くらい歩いたり、立ちっぱなしでいると脚の痛みが始まるといった感じです。
どうも今回の症状はちょっとおかしいと、さすがに自分でも確実に感じてはいましたが、数日後には中国に行くし、チケットも手配済みだったので、もし問題があっても日本で通院できないと思っていました。
そしてまだこの時は自分が腰椎椎間板ヘルニアだとも坐骨神経痛だとも思っていませんでしたので、休憩しながら騙し騙しいっといて、中国に行ってから按摩でも行こうくらいに考えていました。
そもそも
腰椎椎間板ヘルニア = ぎっくり腰
坐骨神経痛 = お婆さんがなる神経痛、原因や理由については知らない
という知識レベルと認識だったので自分がそうだとは全く考えていなかったのです。
「疲れが溜まっているのかな?
自分もそろそろ年だし、腰痛や脚痛くらいは起こることもあるだろう。
しばらくは飲みに行くのも控えた方が良いな。
それよりも以前、内臓(肝臓や膵臓など)に問題がある場合に、腰痛が起こると聞いたことがある。
この腰痛は肝臓か何かが悪いのかな?
去年は検診も受けられていなかったし、念の為に近所の内科でちょっと見てもらっておこう。
それで問題なければただの疲れからくる腰痛だから、ゆっくりと按摩でもしてもらえば治るだろう。」
向こうでは日本に居る時よりもスケジュール的には余裕がありますし、何と言っても非常に安い値段で按摩でも足つぼマッサージでも受けられます。
お店にもよりますが近所の行きつけの按摩屋さんはあまりきれいではありませんが1時間500円くらいでマッサージをしてもらえます。
中国のマンションにはお風呂(バスタブ)が無く、いつもシャワーだけです。
だから暖かい湯船に浸かって体をほぐすことが出来ませんので、その代りにちょくちょく按摩屋さんでマッサージをしてもらっていました。
後数日の日本での予定をこなして飛行機に乗ればマッサージ三昧が待っていると自分に言い聞かせることにしました。
そしていつも通りの仕事をこなした後、夕方から内科で診てもらいに行きました。
私「ちょっと前から腰が痛くて、内臓に問題がないか心配なんです。ただ、数日後には中国に行くので、すぐに結果が分かると有難いのですが。」
医者「取り敢えずエコーで内臓の様子を見て見ましょう。緊急性がある症状があれば、エコーでもある程度のことはこの場で判りますから。あと、出国までには間に合わないですが念の為に腫瘍マーカーと血液検査だけはしておきましょう。次回帰国された時には結果をお伝えしますね。」
で、エコー検査を受けましたが、肝臓、膵臓、腎臓など腫瘍臓器に特に問題もなく、肝臓なんかは平均的な同年代の男性より綺麗なくらいだと言われました。
医者「うちは内科なので整形外科の分野においては専門ではありませんが、恐らく腰椎に何か問題があるのではと思います。お時間があるようでしたら整形外科に行って見てもらっては如何ですか?どうしても時間が無いようでしたら、少しきつめの痛み止めと胃腸薬を出しておきますので、万が一の時はそれで凌いで、できるだけ早めに整形外科に行ってくださいね。」
血液検査や腫瘍マーカーの検査結果は1週間後になるので、次回帰国後に再度病院に行って教えてもらうことになりますが、取り敢えず内臓に問題が無さそうなには安心しました。
しかし、脊椎に問題があるかも、脊椎間狭窄症とか、腰椎椎間板ヘルニアかもしれないとは、当時は思ってもいなかったし、それに対する知識とかも全く無かったので
「????さあ、どうしたものか????」
という感想でした。
また出国まで日にちが無く整形外科での診断や治療をするだけの時間もありませんでした。
今から思えば一番先に疑うべき症状だったんですが、それまでは腰痛や脚の痛みがに対して、それ程まで無知だったのです。